KVMを使う
半年間寝かしたフレッツ回線をやっと活用する気がおきたので、VM基盤を用意することにした。
インフラ系の人と飲んでるときに話を伺ったところ、最近はxenよりKVMのほうがいいらしいのでKVMを調べることにした。
KVMとは
Kernel-based Virtual Machine の略。つまり、Linuxカーネルに組み込まれたVM基盤のようだ。
KVMは電源周り等を除く周辺装置の仮想化は行わず、一般的にQEMUと併用するようだ。(QEMUが周辺デバイスの仮想化を行うのかな?)
参考:Kernel-based Virtual Machine - Wikipedia
とりあえず入れる
さくらさんの記事を参考にKVMをインストールする。
KVMを使う(インストール編) - さくらインターネット研究所
まず、今回は Ubuntu server 12.04 LTS を使うことにしたので、それを適当にインストール。インストールした後、追加したパッケージは次のとおり。
- gcc
- zlib1g-dev
- pkg-config
- libglib2.0-dev
ひとまず、上でconfigure通ったのでそのままコンパイル。
そして、ゲストとしてUbuntu serverを入れた。
ちなみに、このままだとNATでの接続になっているようなので、tapでつなぐために bridge-utils をインストールし、 /etc/network/interfaces を次のように編集した。
# This file describes the network interfaces available on your system # and how to activate them. For more information, see interfaces(5). # The loopback network interface auto lo iface lo inet loopback # The primary network interface auto br0 iface br0 inet static address 192.168.0.100 netmask 255.255.255.0 network 192.168.0.0 broadcast 192.168.0.255 gateway 192.168.0.1 bridge_ports eth0 bridge_stp off bridge_maxwait 0 bridge_fd 0 # dns-* options are implemented by the resolvconf package, if installed dns-nameservers 8.8.8.8
これでbr0が作成されるので、tapデバイスが作成できるようになる。ただ、tapデバイス作成用のスクリプトは ubuntu の場合 brctl が /usr/sbin ではなく、 /sbin に入るので、それだけ留意しておかないといけない。
参考:KVMを使う(ネットワーク編) - さくらインターネット研究所
参考:KVMで仮想環境構築 for Ubuntu Server 12.04 - 逆襲のWebエンジニア
ひとまず、KVMのセットアップが終わったので、IX2015を調達するまでここでおしまい。