あの鐘を鳴らすのはお前 in OSC2013 spring

昨日、2/23 に明星大学で開催された OSC2013 spring に参加した。
一般で参加したのだけど、なぜか途中から Open Design Computer Project の店番を手伝っていたので、ブースに訪れた方が多くて非常に嬉しかった。(でも私中の人じゃないから、ここで dis っておくべきなのか?w)

素晴らしいの展示用ディスプレイ

今回の報告で、まずはこれだ。

13.3インチ 液晶モバイルモニター ON-LAP1302

13.3インチ 液晶モバイルモニター ON-LAP1302


OSC に直接関係ない?気のせい(白目)
これは、持ち運び可能なディスプレイで、電源を USB で給電できる。解像度も 1366*768 でこのサイズとしては標準的といえる。そして、なによりも軽い! 865g しかない。出先でディスプレイを使ってデモをする必要があるなら、これを使えばわざわざ電車にディスプレイの大きな箱を持ち込む必要もなく、 MBA といっしょに鞄にいれればOK!
さらに、信号としては VGA、DVI、HDMI とよく使うところであれば大体つかえるので HDMI な RsPI な方々も幸せになれる。というか、 RsPI ブースの人に教えてもらったのだけど。

真の自作コンピュータ

冒頭にも書いたが、私が途中から手伝っていた、友達の @cpu_labs と出していた Open Design Computer Project はすごかった。
このプロジェクトは、彼と、都合私が行った日はいなかった @hktechno が進めている CPU を命令セットから設計し、実際にプロセッサも設計して、さらに gcc 等開発環境も移植して、 OS まで用意しようというプロジェクトだ。つまり、たまにジョークで言われる、よくパソコンを知らない人が思い浮かべるそのままの自作コンピュータを作るプロジェクトといえるだろう。会場では、デモとして、 FPGA ボード上でプレゼンテーションのアプリケーションを展示していた。
彼から話には聞いていたのだが、私も昔は憧れたもので、実物をみるとすごくわくわくした。この歳でこんなことをいうのも少し恥ずかしいが、男のロマンだとおもう。
公式ページにはさまざまな資料が出ているので、興味がある人は一度のぞいてみるといいとおもう。ぜひ、実物を見ることをお勧めする。

printf で NetBSD のカーネルを読む

LT で @masterq_teokure さんが発表されていたのが、スタート低レイヤーだ。スライドはこのURLから見ることができる。聞いた内容は、スライドそのままだが、

  1. UNIXの本を読む
  2. 自作OS
  3. 起動プロセスを調べる

これらの方法でOSを学ぶのは困難な点がある。なので、

  • printfをbacktraceしよう

という方法でコードを読む、というものだ。
私自身、このような困難にはすごく身に覚えがあるので、このようなアプローチでどのようにコードがよめるのか、ぜひ参加したいとおもった。ただ、同日にすでに OS コードリーディングの読書会が被ってしまったため今回は参加できなかったのだが。

あの鐘を鳴らすのはお前

やっぱり LT といえば eject !というわけで、今回も eject の LT があった。今回は、除夜の鐘を鳴らすというもの。具体的には、 Twitter で特定のハッシュタグ付きのツイートをすると、 eject によって鐘が鳴るというもの。実施結果は・・・
スライドは公開されていないので、もし LT が見たい人がいれば、UST の録画の 10:00 付近で見れる。

アセンブリ短歌

@kozossakai さんが LT したのがアセンブラ短歌だ。
アセンブラ短歌とはなにか
5・7・5・7・7の機械語コードでプログラムを書いてみる近未来的文化的趣味
というわけで、機械語で短歌を行うというすごく無茶文化的なネタを持ってきた。しかし、アセンブラ短歌ができるアーキテクチャは 5 種類ほどしかなく、改めて文化的な活動にも使える x86 の凄さがわかる結果になった(謎(なぜなら、奇数Bytesの命令がないため)
これもスライドが見つからなかったので、興味がある人は UST の録画 で見てほしい。

参加して

今回、1年ぶりくらいの OSC への参加だったが、やはり、 OSC は楽しかった!展示でも懇親会でもいろいろな方に多くの面白い話をしていただいたので本当に良かった。 OpenStreetMap の話とかケン・トンプソンの話とかほかいろいろ。ただ、実は 4 階の存在に気付かなくて、オープンハードカンファレンスに行けなかったのが心残りに・・・


P.S.タイトルにつかったのにあっきぃさんのネタをあまり書いてなくてすみません